robinpdfがファイルをアップロードしないことを確かめる方法
ブラウザで動くPDFツールはどれも「ファイルは端末から出ません」と言います。そう言うだけならただなので、それ自体には何の価値もありません。ここでは1分もかからずに確かめる方法を紹介します。同じ3つのテストは、競合を含めてどのサイトにも使えます。
テスト1 — Wi-Fiを切る
このサイトのツールをどれか開き、ページの読み込みが終わるまで待ちます。次にインターネットを切断します。Wi-Fiをオフにするか、ケーブルを抜いてください。そのうえで普段どおりに使います。ファイルを選び、実行し、結果をダウンロードします。
そのまま動きます。書類をサーバーに送るサイトには、これは絶対にできません。テストはこれだけで、30秒ほどで終わります。
テスト2 — ネットワークタブを見る
F12を押してブラウザの開発者ツールを開き、「ネットワーク」タブに切り替えます。ファイルを処理する間、開いたままにしてください。ページ自身のファイルや広告が読み込まれるのは見えますが、あなたの書類がどこかへ出ていくことはありません。アップロードの通信も、ファイルを含むPOSTもありません。
「ローカルで処理します」とうたうサイトには、このテストをしてください。リクエストの中身にファイルが見えたら、その説明は嘘だったということです。
テスト3 — セキュリティポリシーを読む
ブラウザでは、Content-Security-Policy というヘッダーで、そのページが通信してよい外部サーバーを宣言できます。ネットワークタブで確認できます。最初のリクエストをクリックして、レスポンスヘッダーを見てください。Cookieを使わないCloudflareの訪問者カウンターのほか、Googleの広告と同意管理のサーバーが並んでいます。このサイトは広告で運営しているからです。
それらのサーバーが受け取るのは、どの広告でも受け取るものと同じです。見ているページ、ブラウザ、IPアドレスです。ファイルは渡りません。私の言葉を信じる必要もありません。テスト2ならファイルを含む通信が見えるはずですし、テスト1は接続なしで動きます。
実際に測った結果
robinpdfには、実際のブラウザでツールを開き、ブラウザのレベルで通信を遮断してからファイルを処理する自動テストがあります。対象16件のうち14件が、通信なしで最後まで処理できます。
- PDF結合
- PDF分割
- PDF回転
- PDFの余白を切り取り
- PDF圧縮
- PDFをJPGに変換
- PDFをグレースケール化
- 1枚に複数ページ(N-up)
- PDFをテキストに変換
- ページ番号を追加
- PDFメタデータの編集
- PDFをWordに変換
- PDF を EPUB に
- PDF を Excel に
当てはまらない部分
あとで気づかれるより、こちらから先にお伝えします。
- 文字認識(OCR)とパスワード関連のツールは、初回に処理エンジンをダウンロードします。文字認識のtesseractと、暗号化のためのqpdfのWebAssembly版です。合わせて数メガバイトあるため、ページを開いた全員には読み込みません。これはプログラムのコードがブラウザに降りてくるだけで、あなたのファイルが上がることはありません。PDFをWordに変換が上の一覧にあるのは、文字のPDFならOCRが不要だからです。スキャンしたPDFでは必要になり、その最初のダウンロードも必要になります。
- 広告はツールと同じページで動いています。ページ上のスクリプトは原理的にそのページの内容を読めます。ですから確認できるのは、ファイルがどこにも送信されていないこと(テスト2)です。どうしてもパソコンから出したくない書類なら、ツールを読み込んでからファイルを開く前に通信を切ってください。ネットワークがなければ何も出ていけません。
- とても小さいPDFの圧縮では何も起きません。本当に小さくできるかを確かめ、品質の落ちたコピーを渡すくらいなら断ります。これは失敗ではなく、断りです。
なぜこの作りなのか
「数時間でファイルを削除します」は約束にすぎませんが、そもそもファイルを受け取らない作りは事実だからです。旅行の写真なら違いはありません。契約書、給与明細、診断書、身分証のスキャンでは、それだけが重要です。アップロードが許されない書類を扱う人が、誰かの言葉を信じる必要はないはずです。私の言葉も含めて。